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March 2013 の投稿一覧です。

カテゴリー: 総合

投稿者: imaeda

最近、DVの被害に遭った女性からの依頼が多いです。

離婚、接近禁止仮処分、DV保護命令、慰謝料請求等々、事件のかたちは違っても、根本に男性から女性への暴力の問題があります。

最近は、女性が強くなって、男性はひ弱になったとよく言いますが、一部の暴力的男性にとっては、むしろ男らしさ、強引さが際立って、都合のいい状態にもなっているようです。

暴力が激しく、その立証ができれば、婚姻を継続しがたい重大な事由をつくった有責性があるので、離婚が認められるばかりではなく、慰謝料の請求も可能です。

警察に相談しても、事件性がないとして、なかなか取り合ってもらえなかったという女性も、多くいます。

暴力により、服従を余儀なくされ、またそれが、さらなる暴力を生むという、悪循環に陥っている女性も、多くいます。もう、ほとんど、マインドコントロールに遭っているような状態です。

しかし、弁護士からすると、このような事件は、相手方の非がはっきりしているので、依頼者の利益になる解決の見通しが立てやすく、比較的悩みが少ない事件です。

そもそも暴力をふるう人は、相手を説得する力がないわけです。自分の正しさや意見を主張する能力も、ほとんどの場合ありません。そういう力がないから、暴力に頼り、暴力で相手を従わせることしかできないわけです。

ですから、暴力に対しては、正しく向き合って対峙し、正当な解決を導くんだという決然たる決意と態度を示す必要があり、それで足ります。

暴力に苦しんでいる方は、ぜひ思い切って立ち上がってほしいと思います。

カテゴリー: 総合

投稿者: imaeda

昨日、広島高等裁判所で、歴史上初めて、衆議院選挙議員定数不均衡の問題について、違憲であり、当該選挙区の選挙の効力を無効とする判決が出ました。

いわゆる、一票の格差の問題です。

これまでにも、議員定数不均衡の問題については、法の下の平等に反し違憲であるとする判決はあったのですが、政治的な影響力の大きさを考えて、違憲であると宣言するが、選挙自体を無効とするまではしない、とされてきました。

これは、違憲の宣言をするのだから、国会においての努力により、議員定数の不均衡が解消されることを期待して、国会の自律性を尊重するものでした。

しかし、国会の努力が不十分で、議員定数の不均衡が解消されないので、とうとう選挙無効判決まで出したということです。

裁判所が、国政選挙の無効の判決を出したのは初めてなので、その影響ははかりしれません。
しかし、裁判所は、当選無効の判決により政治的な混乱が生じるとしても、議員定数不均衡の状態を放置するわけにはいかない、裁判所としてももう我慢の限界を超えた、というように判断したのでしょう。

もっとも、現在も議員定数不均衡の是正の努力がなされていることにかんがみて、今すぐ当選した議員の当選を無効とするのではなく、昨年12月16日の選挙からまる一年経過するのを待って、無効の効力が発生するとしています。

そうすると、今年の12月までの間に、また解散総選挙がある可能性も出てきました。

また、憲法の教科書も、書き換えられていくことになるでしょう。

もっとも、最高裁で、どうなるかはわかりません。

カテゴリー: 総合

投稿者: imaeda

今、広島大学法科大学院生が、エクスターンシップとして当事務所に研修に来ています。

法学部や法科大学院で、法律や判例の勉強をし、ある程度は法律文書の書き方を教わったりしますが、実際の事件に接し、依頼者や裁判所関係者らと直に接する機会は、あまりありません。

研修は、短い5日間ですから、どんな事件にあたるかは、その生徒の運もあります。
今回は、刑事事件2件、民事裁判1件、離婚関係の調停2件、遺産分割調停1件、破産事件債権者集会1件、相談や打ち合わせ多数、弁護士会の研修等複数、となりました。
通常の民事裁判が少なく、家事調停が比較的多くなりました。

公開でない手続の場合、裁判所や相手方に、法科大学院が見学していいかどうか意思確認をし、許可が得られたら、見学できます。
相談者や依頼者との相談、打ち合わせも、それぞれ許可をもらえたら同席しますが、ほとんどの方が許可してくれます。
警察署や拘置所で被疑者や被告人と接見するに際しては、法科大学院生は弁護人の秘密接見に同席させてもらえません。

法科大学院生には、しっかり刺激を受けてもらって、勉強に励み、将来の法曹界を支える人材に育ってもらいたいと思います。

カテゴリー: 総合

投稿者: imaeda

今日、ロータリークラブの、会員合同研修セミナーがありました。

ロータリークラブというと、地元である程度成功した事業者らの親睦会のようなものだと、入るまで思っていました。
普通は、だいたいそういったイメージを持たれていると思います。

実際そういった面もあることは否定できませんが、入ってビックリしたのは、ものすごく「奉仕」という性質が強いということです。
しかも、およそ「社会的奉仕」であれば、ボランティア活動等いろいろあると思いますが、ロータリークラブで求められているのは、職業を通じての奉仕です。

職業を通じての奉仕ですから、多くの場合、自分にも多少なりとも利益があるわけですが、自分の利益を超えた、他者や社会の利益を追求しなければならないのです。
きれいごとに聞こえるかもしれませんが、非常に重要で、かつ、実際には結構難しいことだと思います。

しかし、幸いなことに私は弁護士です。
職業柄、職業を通じて依頼者や社会への奉仕がしやすいという利点があります。
ロータリークラブ創設者の、ポール・パーシー・ハリスも、弁護士でした。

自分の利益以上の利益を依頼者に得てもらい、その結果、自分も利益を得て職業的な満足を得る。
弁護士の報酬が、基本的に、依頼者の経済的利益の何パーセントとなっているので、当たり前のように思って今いたが、その当たり前なことの重要な意味を再認識した研修でした。
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